春とオオワシとベンチ。
春はわかれの季節。卒業や転勤、転職をはいけいに、無数のわかれ
が世の中をみたします。
その威風堂々としたたたずまいで人々を魅了し続けるオオワシも、
オホーツクの冬の風物詩という役割を果たし終え、サハリンへと
帰郷する時期。先日、通りかかった黄昏時の小清水原生花園。
1羽のオオワシが過ごした日々に思いを馳せるかのように、じっと
留まっていて、そのしずかな背中に冬の終わりをかんじました。
はなしかわって、このベンチ。
昨秋の古物市でHUTTEにやってきて以来、あふれでる品格で
お客さんのため息を誘ってきた、このメイドインフランスが4月
13日をもって札幌へと還ります。つまり3週間とちょっとで販売
期間が終了なのです。これまでは看板付で58,000円だった
ところ、ベンチ単独なら45,000円とすこしだけ買い求めやすい
設定にできました。
丹精した中庭のシンボルに。正座すれば無理やりテーブル
としても使え…る…かも…? ともなく数十年のときを経てなお、
ひとの重みをしっかりと受け止める堅牢さはあります。
春は出会いの季節でもあります。別れのさきにまっている新
生活の希望のたねに、良質な家具との出会いをおすすめして
みました。
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