冬眠あけのくまたちと料理家のエッセー「365日。」
日ごとつよまる春の気配に誘われ、もぞもぞと巣穴をはい出して
きたところをつかまえました。「くまサブレ」。1頭180円。清里産
の小麦をつかった香ばしい焼きあがりです。
つづいては書籍紹介。
「365日。小さなレシピと、日々のこと」
著者の渡辺有子さんは、料理家としての力量もさることながら、暮らし
ぶりそのものまでふくめて3、40代女性の支持をあつめているひと。
1日につき1頁、1年365日を写真と文章で綴った本著には、そのセンス
がしずかに刷り込まれています。装丁、レイアウトとも余白がおおめで
色調も控えめ。きっと、渡辺さんの人柄を表現したものなのでしょう。
好感がもてます。
レシピはシンプルで、「これなら作れそう。作りたい」とおもえて
好感がもてます。みた瞬間、肩に力がはいってしまうような
レシピとは仲良くできない…というひとにはいいですね。
ずいしょにちりばめられているテーブルウェアや生活道具
あたりは、新生活のコーディネートを検討中のかたには、
とてもよい参考事例になるのではないでしょうか。
税込1620円です。
Comments