オオタカの最高の裏切りに喝采した日
じつは内心ヒヤヒヤしながら開催を迎えた、昨日の鳥さがし散歩。
というのも、さいきんは鳥のさえずりがめっきり聞かれなくなって
まして、総括が「ただの遠足だったっす」で一蹴されやしないかと
心配だったのです。
それがどうでしょう。スタート早々、遠くでベニマシコが呼び、
頭上ではたくさんのタヒバリがひらひらと。そして連続する嬉しい
裏切りの決定打はなんといってもスタート20分ほどで現れた
オオタカさまでした。
む、あそこになにかが! と講師川崎さんが、この絶滅危惧
Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)にマークされているという
希少種をキャッチしたのもつかの間、スコープで確認しては
歓声をあげる一団を不審に思ったのか、それとも「まあ、
めずらしいものを見たい気持ちは私としてもわかりますよ」と
気を利かせてくれたのか、こちらへ向かってまっすぐ飛んで
くるではないですか。タイミングといい頭上5m(ちょっと大げさ
かな。でも近かった! )の近さといい、餌付けを疑われかね
ない出来すぎの遭遇に一同おおもりあがりの素敵なひととき
でした。
とまあ、数こそ少なかったものの、さすが川崎さんと奥さん
里実さんの、遠くの鳥のいる場所を声だけで把握するその
力とそれが誰なのかをすぐさま判読する知識力。そして
他でもない野の鳥たちのおかげで充実の時間だったことが、
歩き終え、店に戻った参加者それぞれの弾む声と笑顔から
思い切り伝わってきました。この企画にかかわってくれた
みなさんに改めて感謝です。ありがとうございました。
リクエストもあったので来春にでも第3回めを企てたいと思い
ますが、みなさんの楽しそうな顔見てたら、嬉しい反面、
いよいよ羨ましさも芽生えてきたので(笑)ちょっとだけ
裏方時間を減らしてゲストとしての愉しみも味わわせて
もらおうと思う次第です。
目的地の緑ヶ丘公園でシメの登場に湧く参加者に
「まいどー」と届けた遠足セットは、ベーグルにコクワと
バナナ、ブルーベリーそれぞれのジャム、そして
さつまいものすり流しでした。遠足&配達スタイル、
なんだか新鮮でこのビジュアルも好みで、我ながら
気にいってしまいました。
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