つよい風のした
台風がきて、庭の草を揺らし、古い我が家の窓を乱暴に叩いています。
でもいっぽうで眩しいくらいの光が空から差しこんでいて、雲が割れた
先に青空ものぞいています。膝のうえでは耳の聴こえない猫が身体を
丸めて昼寝中。柔らかさと温かみを喜びながら書いています。
何日かまえにはじまった今年の秋も穏やかに過ぎています。
このあいだ、置戸の「鹿の沢」という緑地を歩いてきました。濁りのいっさい
ない水が流れていて、緑が濃くて、小さな生きものがたくさん暮していて
とても落ち着く空間でした。
いろんな解釈ができるユニークな看板もみつけました。軽く汗をかけて、
でも身体に負荷は少ないいい具合のトレッキングコースもあって、でも
人は少なくて、心をからっぽにしたときにおすすめですよ。
台風が、家(人の作りだしたもの)の脆さや欠陥や、猫の温かさや日差しの
ありがたみや、つよい風をしなやかにかわす草花の強靭さを教えてくれる。
心のもちようですね。いい1日です。
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