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くらやみでうまれる物語

こんにちは。

北欧フェアが幕をおろしてひきあげた毛糸のかわりに今週末は本を、

それぞれのかおだちがわかるようにひろげてあります。

本だけみにきた。という利用もよろこんでお待ちしております。

ついでに珈琲も飲むよ。という組み合わせはもっと嬉しいです。

写真にはありませんがいまは料理系が充実。どうぞ気にいりの1冊

をみつけにおこしください。



その本のなかからきょうは、おもわず膝をうつアイデアがひかる仕掛け

絵本をご紹介します。



「モーションシルエット かげからうまれる物語」

作/かじわらめぐみ にいじまたつひこ 発行/グラフィック社

2376円

たちあげたポップアップに光をあてることでうまれる影と、やさしい

タッチの絵が絶妙にからまりあい、溶けあいながらストーリーが

進行していく構成がなんといってもユニーク。そして浮かび上がる

世界が詩的で美しい。従来の仕掛け絵本の1歩先をいった印象が

あります。

昼間は本領をださない、そんな思いきった意図に僕なりにかんじた

価値は夜の本質を再認識させてくれるという点です。

まあどこもかしこもいつでも明るくなってしまった世のなかで、闇は

ずいぶん脇に追いやられています。でも暗くて先や裏がみえない

ことは創造するちからをおおきくのばしてくれる大事な役割があると、

僕はおもっています。すべて理解がおよぶ世界はきっと無味乾燥の

味気ないものでしょう。

それに冬があるから春がうれしいように、闇があるからこそ光が尊く、

ありがたく感じられるものです。「陰影に富む」という表現がありますが、

日本人は光のあたらない部分、あきらかにされてない含みみたいな

ところを想像して味わうことのできる繊細さをそなえているとも言われ

ます。その感性は人生に深みをもたらす上でなくせないものです。

そういったわけで闇の価値をあらためて知る、こどもに理屈ではなく

感じてもらえるという意味からも、この絵本をおすすめする次第です。

さて、明日からのおやつはここのところの定番になってきるパウンド型

ケーキの新顔で「レモンのケーキ(250円)」です。つかっているのは

採れたての愛媛県産有機栽培のレモン。疑わないで口にできて、しかも

すんだ苦みがおいしい表皮をいれて焼いてます。具材は違いますが、

できあがりはこんな感じ。こちらをカットしておだしします。



ちなみに ホールのままでもご用意できますので、ご希望のさい

は前日までに電話などでおといあわせください。



こちらはおなじく愛媛から届いた無農薬のショウガをレモンとさとうで

作ったシロップと煮詰め、乾燥させたチップス。料理やお菓子の具材

として、あるいはそのまま食べても甘さとのどをじんわり刺激する

ショウガ本来のおいしいおやつになっています。小袋で180円です。

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